弥勒仏坐像(金堂)みろくぶつざぞう
日本でいちばん古い塑像。頭は興福寺の仏頭と似ている。
- 制作年
- 7世紀末
- 所在
- 當麻寺 金堂(奈良県葛城市) 地図
- 指定
- 国宝
- 技法
- 塑造
- 寸法
- 像高 219.7cm
金堂の本尊で、日本最古の塑像。如来形の弥勒で、様式から當麻寺創建時の7世紀末ごろの作と推定され、仏壇に残る痕跡から、もとは両脇侍を従えた三尊だったと見られる。箱形の裳懸座に結跏趺坐し、台座の前面に裳裾を広げる。両手の先は木製の後補で、当初からこの印相だったかは分からず、弥勒という名も鎌倉時代の『建久御巡礼記』が初見で、当初からの確証は無い。両膝・胴・頭の3つの塊を積み重ねたような造形は中国・隋やその影響を受けた新羅の彫刻と似ており、球形の頭部は興福寺の仏頭(旧山田寺講堂本尊)との類似も指摘される。表面は布を貼り錆漆の上に金箔を貼るが、これは治承4年(1181年)の兵火より後のもの。台座の内部は日干し煉瓦を積んだもので、兵火の焼痕が残っている。
説明文の出どころ:當麻寺(Wikipedia・CC BY-SA 4.0)
写真について
- ライセンス
- Public domain
- 撮影
- OGAWA SEIYOU
- 出典
- ASUKAYEN, HISTOIRE DES BEAUX-ARTS JAPONAIS, TOYO-BIZYUTU, n. SPECIAL 4e. 193