金剛力士立像(旧西金堂)こんごうりきしりゅうぞう
門ではなく堂の中に立っていた、1.5メートルの仁王。
- 制作年
- 鎌倉時代
- 所在
- 興福寺(奈良県奈良市) 地図
- 指定
- 国宝
- 技法
- 木造(檜の寄木造・玉眼)
- 寸法
- 像高 阿形154.0cm/吽形153.7cm
もと西金堂に安置されていた一対の仁王像。寺門を守る仁王と違い、仏堂の中に置かれたものなので、像高は1.5メートル強と小さい。二体とも檜の寄木造で玉眼を嵌める。口を開く阿形の腰裳や、口を閉じる吽形の脛には塑土を盛り上げ、肉身は阿形を朱、吽形を白に塗り、腰裳には彩色と截金で文様を表す。寄木造では前後左右に材を寄せるのが普通だが、この像は上半身と下半身を別の材で造っており、激しい身振りを表すための工夫と見られる。江戸時代の寺の記録は春日大仏師定慶の作と伝えるが確証はなく、定慶周辺の仏師の作と考えられている。筋肉や血管の浮き出るさまは写実的で、東金堂の十二神将のうち伐折羅像との顔の類似が指摘されている。写真は吽形。
説明文の出どころ:興福寺の仏像(Wikipedia・CC BY-SA 4.0)
写真について
- ライセンス
- Public domain
- 撮影
- Statue: Jōkei I; Photo: 今泉篤男 et al.
- 出典
- Nihon no Chokoku 6 - Kamakura Jidai (Bijutsu Shuppansha 1953