四天王立像(北円堂)してんのうりゅうぞう
大安寺から来た四天王。持ち物を全部失って、腕の構えだけが残る。
- 制作年
- 791年(延暦10年)
- 所在
- 興福寺 北円堂(奈良県奈良市) 地図
- 指定
- 国宝
- 技法
- 木心乾漆造
- 寸法
- 像高 125.0〜139.7cm
北円堂の須弥壇の四隅に、外を向いて立つ四天王。増長天と多聞天の台座の天板裏に修理銘があり、延暦10年(791年)の作でもとは大安寺にあり、弘安8年(1285年)に興福寺の僧が修理したことが分かる。木で概形を造り、木屎漆を盛り上げて形にした木心乾漆造。持ち物はすべて失われ、そのために現状では腕の構えが不自然に見える——持国天は体の前で両腕を交差させ、もとは右手の剣を地面に突き立てていたと見られる。翻る袖や天衣は鉄の心に乾漆を被せて作る。太造りの体は平安時代初期の特色で、持国天の「へ」の字に結んだ口と突き出た眼球に特徴がある。大分・永興寺や香川・鷲峰寺の四天王像は、この北円堂像の写しであることが明らかになっている。写真は持国天。
説明文の出どころ:興福寺の仏像(Wikipedia・CC BY-SA 4.0)
写真について
- ライセンス
- Public domain
- 撮影
- Imperial Japanese Commission to the Panama-Pacific Internati
- 出典
- Japanese Temples and their Treasures (The Shimbi Shoin 1915)