聖観音立像(東院堂)しょうかんのんりゅうぞう
「白鳳の貴公子」。自然な体つきに、古い様式が混ざる。
- 制作年
- 7〜8世紀(白鳳期〜奈良時代)
- 所在
- 薬師寺 東院堂(奈良県奈良市) 地図
- 指定
- 国宝
- 技法
- 銅造・鍍金
- 寸法
- 像高 188.9cm
東院堂の本尊で、指定名称は「銅造観音菩薩立像」。蓮華座の上に直立し、右腕を体側に垂らし、左腕は曲げて手を肩のあたりまで上げ、掌を正面に向ける。蝋型鋳造で、右手先や天衣の遊離部は別鋳。鍍金はほとんど剥落し、光背は近世の木造。姿は「白鳳の貴公子」と称される。自然な人体の把握には中国の初唐末から盛唐初めの様式の影響が見られる一方、鰭状に広がる裳裾やジグザグの衣文、かすかなアルカイック・スマイルなど時代の遡る要素もあり、制作年代は白鳳期から奈良時代まで諸説ある。東院堂は養老年間(721年ごろ)に元明太上天皇の病気平癒のために建てられたとされるが、この像が当初から東院堂の本尊だった確証は無い。
説明文の出どころ:薬師寺(Wikipedia・CC BY-SA 4.0)
写真について
- ライセンス
- Public domain
- 撮影
- Ogawa Seiyō
- 出典
- 『小川晴暘と奈良飛鳥園のあゆみ : 小川光三・金井杜道・若松保広 : 写真展 : 平城遷都1300年記念-特別展-小川晴暘没後50年』(飛鳥園・奈良県万葉文化振