ほとけを彫るα版 English
旧講堂木彫仏群 伝衆宝王菩薩立像

旧講堂木彫仏群 伝衆宝王菩薩立像きゅうこうどうもくちょうぶつぐん でんしゅうほうおうぼさつりゅうぞう

作者不詳

鑑真と来た工人の手か。破損したまま残った、奈良時代の一木彫。

制作年
8世紀後半
所在
唐招提寺 新宝蔵(奈良県奈良市) 地図
指定
国宝
技法
木造(一木造・素地)
寸法
像高 伝衆宝王173.2cm/伝薬師160.2cm/伝獅子吼171.8cm

かつて講堂に由来不詳の破損仏が多数安置されており、新宝蔵に移されて「旧講堂木彫仏群」と呼ばれる。そのうち伝薬師如来・伝衆宝王菩薩・伝獅子吼菩薩の3体と、いまも講堂にある持国天・増長天の2体が国宝で、作風に唐風が強く、鑑真とともに来日した工人が制作に関わったと推定される。奈良時代には銅造・乾漆造・塑造が盛んで純粋な一木造は少ないが、この3体はいずれも檜または榧の一木造で素地仕上げ、内刳りを施さず、足下の蓮肉まで一木で造るなど技法に共通点が多い。衆宝王菩薩像と獅子吼菩薩像は破損が激しいが、もとは前者が三眼六臂、後者が三眼四臂の不空羂索観音として造られたものと推定される。薬師如来像は神護寺の薬師如来像との様式のつながりが注目される。写真は伝衆宝王菩薩。

説明文の出どころ:唐招提寺(Wikipedia・CC BY-SA 4.0

写真について

ライセンス
Public domain
撮影
奈良帝室博物館(1940年)
出典
1940年 奈良帝室博物館『仏像彫刻案内』所収

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