玉依姫命坐像たまよりひめのみことざぞう
頬にえくぼ、口の中にはお歯黒。絵巻から抜け出たような女神。
- 制作年
- 1251年(建長3年)
- 所在
- 吉野水分神社(奈良県吉野郡吉野町) 地図
- 指定
- 国宝
- 技法
- 木造(檜の寄木造・玉眼)
- 寸法
- 像高 82.4cm
建長3年(1251年)の作で、檜の寄木造に玉眼。女房装束をまとい、頬にえくぼを表し、わずかに開いた口の上歯にはお歯黒を塗る。その高貴な女官の姿は、神像というより絵巻物の女性か実在の人物を彫刻にしたかと思わせる。日本の神像には素朴な作風のものが多い中で、玉眼を用いた本格的な彫刻である。像内の銘文から、建長3年に宣陽門院が大旦那となって造られたことが分かる。長く秘蔵されたため保存状態は非常に良い。本殿の右殿に安置される神社の御神体で、一般には公開されず、展覧会に出た記録も無い。
説明文の出どころ:吉野水分神社(Wikipedia・CC BY-SA 4.0)
写真について
- ライセンス
- Public domain
- 撮影
- Unknown
- 出典
- YAMATO BUNNKA No.29, 1959, 1st of April, editor: YAMATO-BUNKAKAN, Osaka Japan