薬師如来坐像(本堂)やくしにょらいざぞう
眼が大きい。光明皇后の眼病平癒の伝承と結びつけられた本尊。
- 制作年
- 平安時代初期(8世紀末ごろ)
- 所在
- 新薬師寺 本堂(奈良県奈良市) 地図
- 指定
- 国宝
- 技法
- 木造(榧の一木造・素地)
- 寸法
- 像高 191.5cm
新薬師寺の本尊。制作年代の記録は無く、寺の創建期までは遡らない平安時代初期・8世紀末ごろの作と見るのが一般的。坐像で高さ2メートル近い大作だが、頭と体の主要部を榧の一木から木取りし、脚部や両腕の一部を同じ材木から矧ぎ付け、木目を縦に揃えて造られている。眉・瞳・髭に墨、唇に朱を差すほかは彩色も金箔も無い素木仕上げ。一般の仏像に比べて眼が大きいのが特徴で、「聖武天皇が光明皇后の眼病平癒を祈願して創建した」という伝承もこの眼の大きさと結びつけられている。1975年の調査で像内から平安初期の法華経8巻が見つかり、国宝の附として指定された。光背の6体の化仏と像本体で七仏薬師を表し、光背の装飾にはシルクロード由来のアカンサスの葉と考えられる文様がある。
説明文の出どころ:新薬師寺(Wikipedia・CC BY-SA 4.0)