薬師如来坐像(西円堂)やくしにょらいざぞう
「峰の薬師」。八角の堂の中いっぱいに坐る乾漆の像。
- 制作年
- 8世紀後半
- 所在
- 法隆寺 西円堂(奈良県斑鳩町) 地図
- 指定
- 国宝
- 技法
- 脱活乾漆造
- 寸法
- 像高 246.3cm
西院伽藍の北西、石段を上った丘の上の八角円堂・西円堂の本尊で、「峰の薬師」の通称がある。堂内いっぱいの空間を占める脱活乾漆像。体躯はやや太り気味で衣文は深く表すが、全体に造形が単調で形式化していることが指摘され、制作は奈良時代も末の8世紀後半ごろと推定されている。千仏を表した光背は弘安6年(1283年)の後補。八角の裳懸座は大部分が当初のもので、框の側面に木屎漆の盛り上げで宝相華文を表す。この像の存在が記録で確かめられるのは『七大寺巡礼私記』(1140年)が最初で、当時は西円堂が壊れていたため講堂に移されていた。台座の周りを十二神将(重要文化財)が取り巻く。
説明文の出どころ:法隆寺の仏像(Wikipedia・CC BY-SA 4.0)