ほとけを彫るα版 English
弥勒仏坐像

弥勒仏坐像みろくぶつざぞう

運慶

運慶一門の北円堂本尊。胸の高さに水晶の珠が納められている。

制作年
1212年(建暦2年)ごろ
所在
興福寺 北円堂(奈良県奈良市) 地図
指定
国宝
技法
木造(桂の寄木造)
寸法
像高 141.9cm

北円堂の須弥壇中央に本尊として坐る。『猪熊関白記』の記載と台座の墨書から、建暦2年(1212年)に運慶一門が造ったことが分かり、台座には源慶・静慶・湛慶・康運・康弁・康勝・運助・運勝らの仏師の名がある。主に担当したのは上座大仏師の源慶ともう一人の慶(静慶または浄慶)とされる。桂の寄木造で、本体の主要部は前後左右の4材から彫り出す。指の一部を除いて造像当初の姿をよく残し、光背は後補。像の内部には、膝の高さに棚板を設けて像底を塞ぐ運慶派に特徴的な作りがあり、その中に木造の小さな弥勒菩薩立像と願文を納めた厨子、木製の五輪塔、宝篋印陀羅尼経、そして像の魂にあたる心月輪として胸の高さに固定された水晶の珠が納められている。1934年の修理で確認されたのち、すべて元通りに納められた。

説明文の出どころ:興福寺の仏像(Wikipedia・CC BY-SA 4.0

写真について

ライセンス
Public domain
撮影
Minamoto Hoshu
出典
An illustrated history of Japanese art (Kyoto: Hoshino 1935)

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