ほとけを彫るα版 English

木喰もくじき

1718年(享保3年) — 1810年(文化7年)

江戸時代後期の仏教行者・仏像彫刻家・歌人。特定の寺院や宗派に属さず全国を遍歴し、訪れた先に一木造の仏像を刻んで奉納した。日本各地におびただしい数の像が残る。生涯に三度改名し、木喰五行上人・木喰明満上人とも称する。

自ら彫った姿1枚

木喰の自刻像。木喰は行脚の先々で自分の像も彫って残した。運慶や湛慶の像に「伝」が付くのとは違い、これは本人が彫ったもの
木喰の自刻像。木喰は行脚の先々で自分の像も彫って残した。運慶や湛慶の像に「伝」が付くのとは違い、これは本人が彫ったもの撮影 ReijiYamashina(CC BY-SA 3.0, Wikimedia Commons)

円空と並べて

鑿の跡を残した型破りな造形だが、無駄を省いた簡潔さの中に深い宗教感情があるとされる。1世紀ほど前に同じく諸国を歩いた円空としばしば並べられ、円空の荒削りで野性的な作風に対し、木喰の像は微笑を浮かべた温和なものが多い。

作品 3点制作年順

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釈迦如来像 1778年(安永7年)より前 海傳寺(青森県上北郡六戸町) 木喰 木喰の最初期の像。2014年に木喰仏と分かった。
五智如来坐像 五智如来坐像 1791〜1797年(寛政3〜9年)ごろ 日向国分寺 木喰五智館(宮崎県西都市) 木喰 廃寺になっても、五智如来は地元の人が守った。 不動明王立像 不動明王立像 1805年(文化2年) メトロポリタン美術館(アメリカ) 木喰 像より火焔のほうが大きい。木喰が没する5年前の作。